読書

2024年02月01日

すべて真夜中の恋人たち by 川上未映子

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これも意味がわからない雰囲気タイトルだ。
三束さんどうしちゃったんだろか。
自分は冬子に似ている性格だと思うけど、冬子の性格がわからないところもいっぱい。
冬子のまわりの人の不満の表現は分かりやすくてよかった。

入江冬子、34歳はフリー校閲者。人づきあいが苦手で孤独を当たり前のように生きてきた彼女の唯一といっていい趣味は、誕生日に真夜中のまちを散歩すること。友人といえるのは、仕事でつきあいのある大手出版社社員で校閲局勤務の石川聖。ふたりの共通点は、おない年で出身県が一緒であること。ただ、それだけ。冬子は、ある日カルチャーセンターで初老の男性と知り合う。高校の物理教師という、その男性の「今度は、光の話をしましょう」という言葉に惹かれ、冬子は彼がときを過ごす喫茶店へ向かうようになる。少しずつ、少しずつ、ふたりの距離は縮まってゆくかにみえた。彼に触れたいという思いが高まる冬子には、高校時代に刻みつけられたある身体の記憶があった——。

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運命に、似た恋 by 北川悦吏子 ノベライズ by 前川奈緒

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運命の恋なら意味はなんとなくわかるが、運命に似た恋とはいったいどんな恋なんじゃ?
物語はロマンチックではあるが、ノベライズなのでテレビ画面の説明のような趣で小説感がない場面が多かった。小説を読んでいるというよりはテレビドラマを見ている感覚だった。

クリーニング店で働くバツイチ子持ちのカスミは、新進気鋭の若手デザイナー、ユーリと出逢う。彼は、幼い頃に再会を約束した少年であった。
長い時を越えて、ふたりは恋に落ちる。しかし、やがて明らかになる真実。彼はあの時の少年ではないのか……?。
だとすれば、なぜカスミの前に現われたのか?

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2024年01月20日

流 警 傘見警部交番事件ファイル by 松嶋智左

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警察署が格下げとなった交番での人間模様。
キャラクター多くて会話で誰が話しているのか混乱した、格闘シーンも描写が今ひとつで混乱した。
話の中心の殺人事件の犯人はちょっといただけないよな。
でもなかなか良かったよ。
作者は元警察官とのことで現実味もあった。

元捜査一課の南優月は被疑者の護送中に起こした事故が理由で「流刑」に。警察署が不要となり格下げされた、過疎地の警部交番で、禊の日々を過ごしていた。そんな辺境の地に突然、東大出身のキャリア警視正、榎木孔泉が赴任してきた。時を同じくして、地元の名士の妻が殺害され、優月はともに犯人を追うことに

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2024年01月10日

湖の女たち by 吉田修一

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タイトルがレイモンド・チャンドラーの本と似てたから期待したのに・・・
思わせぶりな結末で犯人もわからず、過去の事件とのつながりもなく、佳代と刑事のヘンテコな関係もあまりエロくなく本筋と関係ないし・・・

湖畔の介護施設で暮らす寝たきりの男性が殺された。捜査にあたった刑事は施設で働く女性と出会うが、二人はいつしかインモラルな関係に溺れていく。一方、事件を取材する記者は死亡男性がかつて満州で人体実験にかかわっていたことを突きとめるが、なぜか取材の中止を命じられる。吸い寄せられるように湖に集まる男たち、女たち、そして――

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2024年01月03日

炎の影 by 香納諒一

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馴染みの土地を舞台にしたハードボイルドだ。
伊香保温泉、益子
それにしても物凄いページ数だった、ほんとは12月17日返却しなきゃいけなかったのよ明日かえさなくちゃ。途中でギブアップする程つまらなくなかったけどもうちょっと短くてもよかった。

日航機墜落事故から十年、かつて警察官として遺体確認の現場指揮を執った父の突然の死。不良と呼ばれて世間から弾き出され、前科者として裏社会以外に行き場所をなくした男は、二度と戻るはずのなかった故郷で、リゾート開発を巡るトラブルと孤児院を食い潰した非道な詐欺事件に遭遇する。薄幸な兄妹。見え隠れする地元暴力団と巨大組織の影。

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2023年12月27日

残 像 by 伊岡 瞬

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どうしてこんな発想があるのか関心するばかり。
主人公一平の巻き込まれ型の展開に結末どうなるのやら・・・

結末は2時間ドラマ的だったけど、この作家文章が上手だから面白かったよ。


浪人生の堀部一平は、バイト先で倒れた葛城をに付き添い、自宅アパートを訪れた。 そこでは、晴子、夏樹、多恵という年代もバラバラな女性3人と小学生の冬馬が、共同生活を送っていた。

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2023年12月15日

疼くひと by 松井久子

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70歳の恋、欲望、エロス、恋があれば元気になれる。
女性ならでは、夫婦ならではのあっけらかんとした描写はいいとしても、出会いがなんともインチキっぽいし気持ち悪いところもあったね。

女のままでいたい。たとえどんなに孤独でも。―脚本家・唐沢燿子は古稀を迎え、日に日に「老い」を感じていた。しかしSNSで年下の男と出会い、生活が一変する。男の言葉に一喜一憂するうちに、身も心も溺れていく燿子。人生後半から燃え上がる、大人の恋の行方は...。

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2023年12月14日

魔 弾 The Master Sniper by スティーヴン・ハンター

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「銃弾の庭」に出てたリーツ大尉が登場すると言うことで再読した。
あれれ、読んだようだけど何にも覚えてなかった。
初読と同じや、でも面白かったよ。

ユダヤ人シュムエルが移送された先は、ドイツ南西部にある収容所だった。ある夜のこと、作業中の囚人たちが漆黒の闇のなかで次々と倒れていった。ただ一人逃げ延びた彼は、仲間が絶対不可能なはずの狙撃の標的にされたことを知る。一方、米国陸軍大尉リーツは、銃器の発注書からドイツ軍が要人暗殺を極秘裏に計画中だと気づくが..

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2023年12月12日

バーガーキングで読書

魔弾、面白いじゃん。

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2023年12月11日

母親病 by 森美樹

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構成はちょっと面白かったけど、登場人物がよく言う「若い人の言うことは脈略がなくて・・・」のとおり文章のつながりが不明確で分かりづらかった。感情移入できる魅力的な人物がいなかった(ーー)。
そう言えば残されたUSBには何が記録されていたんだろ。

母が死んだ。まだ六十六歳のが、他殺か自殺か事故死か、死因は不明で、胃の内容物を分析した結果、小麦粉や砂糖や卵に混ざって有毒植物のドクウツギが含まれていたという不審死。 秘密の日記と謎の青年を残されていた――。残された娘は、母の死の謎を追ううちに、想像もしなかった両親の秘密にたどり着く。「母」そして「妻」。家族の中での役割を終えた女が、人生の最後に望んだものとは何だったのか。

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